いろんな意味で突っ込みどころいっぱいだったけど、
当然、面白かった。
テレビ版からいろいろあってで、
辿りついた世界が、
士の世界だったようで。
妹と名乗る小夜に出会い、
そこで小夜の世話をしていた月影ノブヒコとの会話の最中、
士は全ての記憶を取り戻した。
そう、ヒーローは悪の大首領だったのです。
ライダーの力が世界同士を引き寄せ、
世界を滅びに向かわせている。
それを防ぐために世界を渡り世界に橋をかけ、
最終的に全ライダーを滅ぼし世界を征服する。
それが大ショッカーの目的だった。
そしてその目的を掲げた大首領が、門矢士その人だった。
記憶を取り戻した士は、
本来、橋をかける間に討伐するはずであった各世界のライダーたちを集め、
ついにライダー大戦を始めた。
1対1で戦い合うライダーたち。
昭和ライダーとディケイドが戦うシーンも入るんだけど、
戦闘はほとんど相手ライダー有利で進むのに、
必殺技でディケイドが勝つという、
なんともすっきりしない勝ち方ばかりする。
そこまでの戦闘が互角ならそこで決着でいいんだけど、
さすがにねえ。
全てのライダーを倒し頂点に立った士だが、
月影ノブヒコことシャドームーンに裏切られ、
夏海の信頼も失い、
自我を奪われライジングアルティメットクウガとなったユウスケに拳を向けられ、
全ての居場所を失った。
失意のどん底に落ちた士の前に現われたのが、
GACKT扮する、
士の命を狙うライダーマンこと結城丈二だ。
いっそ殺して罪を償わせてくれと言う士に、
殺す価値を見出さなかった丈二は、
「罪は消えない。背負って生きるしかない。
命ある限り戦う。それがライダーだ」
と仮面ライダーの宿命を説く。
悪の大首領でも、
仮面ライダーを名乗った以上、
死ぬまで戦い抜くのがライダーだと、そういうわけです。
本放送では暗躍というか、
完全に嫌な大人というか、
悪役で間違いないだろうと思っていた鳴滝の言っていた、
ディケイドは世界の破壊者という言葉が、
実は本当だったんだ。
まさか鳴滝がいい人だったとは。
みんな思いも寄らなかったよね。
ベテラン俳優の石橋蓮司さんと大杉漣さんが、
今回の劇場版の悪役、
あの死神博士と地獄大使なのだ。
石橋さんはテレビのレギュラーとして、
ここで大杉漣さんとはね。
息が詰まりそうなシーンなんだろうけど、
なんともコミカルな雰囲気も抜けなくて、
いい塩梅だった。
戦闘員ミサイルのシーンとか、
あれはもうギャグだった。
あれでいいのか戦闘員。
完全に使い捨てだったのが、なんとも哀愁を誘う。
わけはなく、
やっぱりギャグだった。
丈二の言葉で立ち上がった士は、
自分の蒔いた種を消すために、
ディケイドに変身して大ショッカーに立ち向かった。
海東も世界が誰かのものになるのは納得がいかないのか、
並び戦うことに。
当然、多勢に無勢。
いくら他のライダーを凌駕する力があろうと、
数の暴力には太刀打ちできず、
ディケイドとディエンドは膝を折った。
もうダメだっつーときに!
世界を超え、
全てのライダーが大ショッカーを潰すために駆けつけた。
全員力尽きていたはずなのに、という疑問だけど、
1号が言うには、
お前たちがいる限りライダーは何度でも立ち上がる。
つまり、
この世に悪がいる限り、
仮面ライダーも永久に不滅だということ。
そして並び立つ歴代のライダーたち。
オレの鳥肌が総立ちだった。
テレビシリーズのライダーは小学生の頃に8割がたビデオで観たし、
平成ライダーも8割がた観てるから、
これほどすごいシーンはないっすよ、マジで。
始まった戦闘中にポーズを決めていくライダーを観てさ、
やっぱりライダーはこうでなくっちゃって気持ちになるよ。
みんながみんなきちんとポーズ決めるから、
ライダーの中ではそういうルールが決められてるのかと思って、
思わず笑ったのは秘密だ。
シャドームーンに苦戦していたディケイドとRAクウガの元に、
番宣も兼ねてWが登場。
その力でシャドームーンを圧倒したんだよ。
最強のライダーなはずのディケイドと、
最強にして最凶なはずのRAクウガが二人がかりで倒せなかったシャドームーンを、
ということはつまり、
現時点で最強のライダーはWなんだ。
歴史上では登場してないから、
現時点ってのもおかしい話なんだけどね。
わかりやすい例えだと、
Fateでいうアーチャーみたいなもん、かな。多分。
いずれ来るライダーも駆けつけちゃったよ、みたいな。
Wはシャドームーンを行動不能にしてすぐ帰っちゃってさ。
あの登場は完全に蛇足というか、
記念作品に泥を塗るというか。
こんなときまで番宣とかいらないよ、ってさ。
大ショッカーのアジトに、
Wに吹き飛ばされてめり込んだシャドームーンに向かって、
オールライダーキックをかますオールライダー。
荘観を通り越してもはや笑いを誘う。
シャドームーンを退けたオールライダーの前に、
最後の幹部、
ウルトラマンクラスの大きさを持つ、
キングダークが現われた。
その大きさになれるライダーだっているんだぜ!
ってな具合にJが登場し、
ディケイドのファイナルフォームライドで、
コンプリートフォーム・ジャンボフォーメーションでトドメ。
大団円です。
最後は、
死神博士として倒されたはずの栄次郎じいちゃんも、
当たり前のように写真館におり、
無限に広がる世界を旅する俺たちの旅はこれからだ。
で終わり。
もうね、
これは全世代で楽しめるよ、保証する。
ストーリーとかそういうのはいい。
時と世代を超えて全ライダーが一緒の画面に映ってる。
それこそに価値があるんだよ!
ただ、明らかに尺の都合でカットされたシーンが見受けられるので、
DVD、BD化したからってすぐに買っちゃだめだぞ。
絶対にディレクターズカット版、
最悪の場合、ファイナルカット版が出るからね。
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